2015年12月9日水曜日

消費者展展示紹介ー③浪江

 
消費者展から早1か月以上過ぎてしまいました。
相変わらずの遅筆ぶり、ご容赦ください。

さて、消費者展展示のご紹介第三弾は、福島県浪江町町民の紺野さんです。
爆発した福島第一原子力発電所から10km圏内に位置する地域(請戸地区)もある浪江町。
事故後、避難生活を続け、本宮市総合体育館浪江町民仮設住宅に移り住んで、4年の年月が経ちました。




自宅に戻ることが許されない現実の中で、わずかに残ったつながりを持つ仮設住宅で生活しながら、仮設住宅の集会所の講習会でクラフトカゴ編みを習った紺野さんは、クラフトカゴ編みにすっかりはまったと言います。
始めたばかりとは思えないほどのクオリティーに、復興サポートのメンバーも、紺野さんのかごのファンになりました。



紺野さんのクラフトカゴは、はむら夏まつりやなどでも販売しています。
お客さんにも大好評です。

色とりどり、大小さまざまなカゴを穏やかな時間の中で編む紺野さん。
しかし、胸の内は決して穏やかとは言えません。



突然奪われた大切な故郷。
浪江町は過疎化が進む中、原発誘致に失敗したものの、独自の努力で村おこしをやってきました。
TOKIOの「DASH村」も浪江町の大自然の中に作られました。
B級グルメとして開発した「浪江やきそば」も名が知られ始めた頃、事故が起こりました。


現在も、町内の小・中・高校はすべて町外に臨時仮設校舎を設けているか、もしくは休校となっています。
豊かな山のある浪江町の半分以上が、「帰還困難区域」に指定されています。

町民向けの復興住宅も、郡山市や二本松市、いわき市など、浪江町外に建てられています。









紺野さんのかけがえのない人生を奪った原発事故。

私たちにできることは何か、諦めずに考え続けていきたいと改めて感じました。

一度、浪江町ホームページもご覧ください。
浪江町

2015年11月9日月曜日

消費者展展示紹介ー②石巻

消費者展展示紹介第二弾は、宮城県石巻市です。
 
 
はむら復興サポートは、2014年2月に震災記録漫画「ねぇねぇしってたぁ?」の原画展と、原作者中山奈保子さんの講演会を行いました。
 
 
中山さんの住んでいた町内会は約1000世帯ほどあったそうですが、津波でそのほとんどが流されました。
 
 
現在がれきはなくなりきれいになりましたが、写真にうつる家はまばらで、この地に戻ってきている世帯の少なさを物語っています。
すぐそばの海岸沿いも高盛土工事建設が予定されていますが、進んでいる様子はなく・・・。
石巻の仮設住宅入居戸数はまだ5000戸近くあるそうです。(人数にすると1万人くらい)
 
 
近くの公園も草が生え、滑り台は使えないままです。
周りも草が生い茂っている空き地がとても多く、小学生のお子さんが一人で歩くには決して安心とは言えない環境。中山さんは、いまだに小学校への送迎をおこなっているそうです。
 
「復興どころか、復旧も危うい状況」という言葉に、ずしりと重いものを感じます。
 
けれども、中山さん自身は、途方にくれたり、悲観的になるよりも、未来への期待にあふれています。
 
それは、この特別な状況下で育つ我が子を含む子どもたちへの期待です。
中山さんに、「今、一番の悩みは不安はなんですか?」とお聞きした時に、「不安よりも期待が大きいです。」とお答えになりました。
「この被災地でしか得られない体験を重ねている子供達の成長を大いに期待しています。
強い子、優しい子、思いやりのある子。そして、弱い立場にある方へ手をさしのべることができる子。」と。
「親の過剰な期待かもしれませんが・・・」と謙遜しておられましたが、大変な状況の中でも「三陸こざかなネット」と立ち上げ運営している中山さんの、未来に対する強い気持ちがかんじられました。
 
果たして自分は未来に向かって強く生きているか、そんな事を考えさせられました。
 
中山さんの活動「三陸こざかなネット」では、震災記録漫画の販売、講演会、また現地でのボランティア活動などをおこなっています。
今年は、フリーペーパーのも発行し、活動を全国に広めようと頑張っています。
フリーペーパーははむら復興サポートでも取り扱っております。
ご希望の方、または置いていただけるお店様はご連絡ください。
042-555-3656(クマガイ)
 
はむら復興サポートは、今後も、「三陸こざかなネット」との交流を続けていきたいと思っています。
 
 三陸こざかなネットホームページはコチラ→「被災地より、子供達ちの未来の為に。」
 
 
 
 

2015年11月6日金曜日

消費者展展示紹介ー①南三陸

消費者展展示内容を紹介していきたいと思います。
今年のテーマは「これなんとかしなきゃ・・・!」でした。
復興サポートは、これまでの活動でつながった方々の声をとどけなきゃ!ということで、
各地各人からお話を聞いたものをまとめました。
 
 
 
 
 
 
 
まずは、宮城県南三陸。
 
 
復興サポートは、宮城県南三陸の切曾木仮設住宅と波伝谷仮設住宅と交流を続けています。
 
 
波伝谷仮設住宅のばっちゃん会からは、年に3,4回ほどわかめが届きます。
チューリップ祭り、はむら夏まつり、青空市などで販売しています。
 
 
切曾木仮設住宅の「ひまわりの会」からは、手芸品が届きます。
こちらは一本100円のシルクフラワー。
 
 
 
チューリップ祭りや夏まつりには、ストラップなどの小物も販売しています。
今年震災後初めての稲作は大豊作だったそうです。
 
 
早くにわかめ漁などの仕事が再開された沿岸部の波伝仮設住宅のばっちゃん達に比べると、内陸部の切曾木仮設住宅のひまわりの会のばっちゃん達は復興が進んでいる!という感じではない印象でしたが、今年は「大豊作」という良い知らせが届き、嬉しく思います。
 
 
波伝谷、切曾木ともに、新しい住宅が完成しつつあり、少しずつではありますが、みんな前向きに頑張っていらっしゃいます。
 
はむら復興サポートは、南三陸の復興に直接関わるような大きな仕事はできませんが、これからも波伝谷や切曾木のばっちゃん達と、互いを思いやれるような、温かな交流を続けていきたいと思います。
 
 
 
 
 

2015年11月3日火曜日

消費者展終了しました

こんにちは!
先週土日に開催された羽村市産業祭内の消費者展、無事に終わりました。

お天気が心配されましたが、なんとか雨は降らず。
土曜日は予想以上に寒かったので、みな震えていましたが、そんな中でも多くの人に足を運んでいただきました。
ありがとうございました。

今年の消費者展のテーマは「これ なんとかしなきゃ・・・!」です。



各団体の特色を生かしながら、食・ごみ・環境などさまざまな分野を紹介した展示は、見応えのあるものでした。

はむら復興サポートは、「これなんとかしなきゃ・・・忘れないで復興」です。

切曾木仮設住宅「ひまわりの会」のばっちゃん達が作ったシルクフラワー。

浪江から避難して今は本宮市の仮設住宅に住んでいる紺野さんが作ったクラフトかごは、バリエーションが豊富で今年も大人気でした。


次回は、展示内容を紹介していきます。

2015年5月15日金曜日

青空市(5月16日土) に出店します!

年に二回富士見公園で行われる青空市。
毎回、掘り出し物がたくさんです。
復興サポートも本部テント内で出店いたします。

出品内容

南三陸直送 わかめ・茎わかめ

旬のワカメをゲットしてくださいね。

お天気が少し心配ですが・・・
晴れますように!!!


2015年3月31日火曜日

チューリップ祭り 4月11日(土曜日)・12日(日曜日) に出店します!


今年も根がらみ水田一面にチューリップが咲きます。
チューリップ畑の「復興支援ブース」内に、復興サポートも出店いたします。
 
 
 
出品内容

南三陸直送 わかめ・茎わかめ
南三陸仮設住宅「ひまわりの会」さんの手芸品(布花、ストラップなど)
福島本宮市仮設住宅にお住いの方によるクラフトバッグ

是非、足をお運びください!